通夜の服装

葬儀の知識

通夜の弔問に向かう時は、急な通夜は平服でも良いですが、遺族はできれば喪服を着用しましょう。
通夜は主に近親者や故人と特に親しい関係にあった方々が集まり、故人の冥福を祈り、別れを惜しむものです。
通夜は、遺体を汚れたものとして人目の届かぬところに移したうえで近親者や友人が悪霊や獣、風水害などで遺体が侵されぬよう夜を通じて守ったことが始まりとされています。神式では「みたま移し」、キリスト教では「前夜祭」と呼び、地域の習俗に応じて形式はいちじるしく異なります。
遺族から通夜の時刻を知らされた場合は出席を請われたということですから、可能な限り出席します。また、死亡の知らせと告別式の日時のみを告げられた場合には告別式への参列だけにとどめるのが普通です。

通夜の接待と挨拶

通夜の接待と挨拶
  1. 喪主の主な役割は弔問の拝受ですから弔問の受けやすい(遺体の側で弔問客の出入りの分かりやすい)位置に座ります。
  2. 挨拶の言葉は「ありがとうございます」を「恐れ入ります」に置き換えた方が良いでしょう。香典、弔辞拝受に際して「ありがとうございます」では不適当といえます。

お身内の挨拶(例)

「本日はご多用中にもかかわらず、故人のために御通夜の御焼香をたまわり、まことにありがとうございました。故人もさぞかし皆様の御好意をありがたく思っていることと存じます。厚く御礼申し上げます。
なお、明日の葬儀、告別式は○○時から○○時までとなっておりますので、よろしくお願いします。今晩はまことにありがとうございました。」