香典・数珠
葬儀や告別式に参列することを会葬といいます。葬式とは葬儀と告別式のことです。
葬儀は親しい関係の人、告別式は一般の関係の人が参列するのが普通です。
香典は通夜か告別式に持参する。
香典袋には氏名を書きます。金額と住所も忘れずに。また表書きは故人の宗教によって違うので、それに合わせます。
仏式では「御霊前」「御香典」。神式では「御玉串料」「御神饌料」。キリスト教のカトリックでは「御ミサ料」。プロテスタントでは「御花料」。宗教がわからない場合は、共通してつかえる「御霊前」が良いでしょう。
香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。
JA葬祭ワンポイントアドバイス
一般的には仏式では亡くなって四十九日までが「御霊前」。四十九日法要から「御仏前」です。お間違えのないように。
香典を連名で包む場合
順番は目上の人が右側で、表書きに書く名前は3人までです。4人以上の場合は「○○課一同」のように書き、全員の名前を書いた紙を同封します。
数珠の扱い方
数珠は仏式の拝礼の際に用いられます。一般会葬者はとくに持つ必要はありません。宗派により種類や使い方が少しずつ違いますが、会葬者は自分の宗派の使い方をしてかまいません。
会葬のマナー
仏式
抹香をたく
宗旨により異なりますが通常は3回。(抹香をつまんだらそのまま火種におとす)
浄土真宗本願寺派(西)は1回。(抹香をつまんだらそのまま火種におとす)
浄土真宗大谷派(東)は2回。(抹香をつまんだらそのまま火種におとす)
- 祭壇に一礼して指先で抹香をつまみ上げ軽く頭を下げます。
- 抹香を香炉に静かにくべます。
- 合掌して冥福を祈ります。
線香をたく
浄土真宗、日蓮正宗、友人葬の場合は線香は立てないで横にします。
- 祭壇に一礼して線香に火をつけ、手であおいで消します。
- 線香立てに立て、鈴(リン)を鳴らします。
- 合掌して冥福を祈り、深く一礼します。
神式
玉串をささげる
弔事の場合は「しのび手」と言って音をたてないで拍手をします。
- 神官から玉串を受け取り、両手に持ちます。
- 案(玉串を置く台)の前に進み、玉串をおしいただきます。
- 玉串の向きを変えます
A.根本を手前に受け取ります。
B.葉先を手前にします。
C.手のひらを上に向けます。 - 二礼します。
- 二拍手一礼します。
キリスト教式、無宗教葬、自由葬など
献花の仕方
- 花を両手に持ちます。
- 祭壇の前に進み一礼します。
- 花を献花台に捧げます。
- 頭を下げて黙祷します。
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