葬儀の日取り

葬儀の知識

葬儀は故人の遺志を尊重し、予算規模などの面でも、手落ちなく事を進めるように心がけることが必要です。そのためには葬儀で大きな役割をもつ僧侶の予定を確かめるのはもちろん、故人の社会的地位、交友範囲などを考慮し、遺族、親族、その他の事情を考慮したうえで日程、場所を組まなければなりません。
その時に注意しなくてはならないことは、死後24時間以上経過した後でないと埋葬、火葬ができないこと。また火葬場の都合により時刻が制限される場合などがあります。注意が必要です。

喪主の決定

葬儀の知識

旧相続制度では、祭祀制度が重要視されたため単独相続が多く、法により男子、嫡出子、年長の優先3原則に基づく相続でした。そのため、家督相続人が喪主を務める習慣がありました。
しかし、現代では相続制度の改定に伴い、故人と最も縁の深い方が喪主を務める傾向にあり、配偶者が喪主を務める形が多くなっています。
いずれにしても葬儀を行う側の代表者ということになりますので、近親者の間でよく相談して決める必要があります。

世話役への依頼

葬儀は喪主が主催者ではありますが、細かな事柄に至るまですべてを取り仕切るまでの余裕はありません。したがって喪主に代わってすべてを手抜かりないように配慮し、準備を進行する葬儀実行の指揮者(世話役)を依頼する場合があります。
世話役は葬儀全般の指揮をとる重要な役ですので、遺族側の事情を十分に知っている人が適任です。具体的には親族、町内会、友人、団体関係者などに依頼します。他に、受付係、駐車場係、食事・接待係などが必要です。

家の内外の整え方

  • ご遺体の安置を終えたら、家の内外を整理します。
  • 神棚封じといって、神棚は扉がある場合は閉めて、白紙を上から貼ります。扉のない場合は白い紙を上から下げてご神体を隠します。