位牌

死者の霊を祀るために戒名を書いて、家庭の仏壇や寺院の位牌壇に安置する木牌を位牌といい、霊牌とも呼びます。死者の霊を祀るために戒名を書いて、家庭の仏壇や寺院の位牌壇に安置する木牌を位牌といい、霊牌とも呼びます。位牌の起源は禅僧が宋時代の中国からもたらしたとされ、我国では鎌倉時代から盛んになりました。仏教では塔を建てることが亡くなられた方への最高の供養とされ、五重塔を代表とする建築物も「供養」の心が生んだ芸術品といえます。このように五重塔を造っていたものが、やがて位牌へと変化していきました。
「位牌」は死者の「よりしろ」として、また追善のための祈りの対象物として、信仰生活の中心的存在となりました。
※葬儀の時、白木作りの位牌(野位牌)を祀りますが、忌あけの四十九日以降は黒漆塗り・黒檀・紫檀などの本位牌に取り替えます

戒名(法号)につける位号の種類

成人の場合
男性
女性
大居士
清大姉
居士
大姉
大禅定門
大禅定尼
禅定門
禅定尼
清信士(善士)
清信女(善女)
信士(清浄士)
信女(清浄女)
子供の場合(15歳位まで)
男性
女性
童子
童女
大童子
大童女
禅童子
禅童女
子供の場合(4~5歳以下)
幼児
幼女
嬰児
嬰女
孩児
孩女
水子
水子